この物語について

前の「Reason〜言葉の意味〜」のアナザーバージョンにあたる作品です。
「言葉の意味」で「生きる事を諦める」という部分を書いている途中に、この話を書こうと思いました。

親からの虐待…。
一番必要で、一番大好きで…一番愛していた人に裏切られる…。

それはとても辛く、心を閉ざしたくなるかもしれません…。

他の理由でも、人は一度でも生きる事を諦めたり、生きている意味は何なのかと考える事があるかもしれません。
自分も、そんな事がありました。

この「Reason〜言葉の意味〜」「Reason〜ここにいる意味〜」は、企画者が実際に体験した事を元に作り上げています。

信じていた人に裏切られ、望まれていない子だと知った時…何を思うのか…。
そして、どうなるのか…。

生きる事を諦めようとしても、手を伸ばせばその手を掴んで引っ張り上げてくれる人が一人でもいて…。

生きる意味なんて、誰にも分かるわけがないのかもしれませんね。
ただ、それを探そうとするのも、また面白いかもしれません。

さて、「りゆ」と「ゆうき」の名前の由来は…
「りゆ」=「りゆー」=「理由」=「わけ」=「意味」
「ゆうき」=「勇気」=「生きる勇気を与えてくれる人」

という感じで名前をつけました。

「Reason〜言葉の意味〜」同様、メイン二人の名前がしりとりになっています。

「ことは」「はじめ」 // 「りゆ」「ゆうき」

ナレーターさんだけはしりとりになりませんでした…;

これは狙ったわけではなく、自然としりとりになっていました(笑


自分の全ての企画は女の子がある試練にあう、というようなコンセプトで、それを傍にいる男の人が救ってくれる…というのが多いですね。
男の子が主人公でもいいかなぁと思ったのですが、自分は女ですし、どうリアクションするのか想像する事が出来ないので、女の子になっております。

りゆのような女の子を自分は何度も見ています。
「笑えなくなった」「作り笑いで過ごす」そんな事が…。

だけどそれは「泣けないから」にも繋がっている事だと思います。
人は本当に辛い時こそ、泣けないものなのかもしれません。

1回糸が切れて泣き出してしまえば、そしたらきっと笑えるようになる…。
立ち向かえる勇気が出る…。

そんな想いを、この作品に込めてみました。

傍に「支えてくれる人」がいたら…それが叔父さんでもおばあちゃんでも友達でも…、きっと頑張っていけると思います。

鳥夢自身、生きる意味なんてものは分かりません。
でもきっと「私はこの人のために生きてる」「私は、この夢のために生きてる」と胸を張って言える日が来ると信じております。

今は自殺が増え、沢山のご家族や友人…沢山の人が、一人の人の為に悲しむのです。
自殺は自分勝手で、「自分が死んでも誰も悲しまない…」なんて思ってほしくはないのです…。

「自分が一番不幸」なんてどうか、思わないでください。

不幸の次には幸せが。
闇の先には光が。

友達がいつも鳥夢に言ってくださる言葉です。

なにやら意味不明な話になってきてしまいました…。

皆様に、この物語が伝わりますように…。

乱文失礼致しました。

鳥夢 拝
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