この物語について

他企画である「水晶の言葉」「小鳥の涙」はどれも「言葉」や「切なさ」をテーマにしたお話です。
直接的には触れていなくても物語の中で「言葉の力」というものを描いておりました。

今回はこの物語はどんな意味を持つのか。
どんな「力」があったのかを皆様に伝える事が出来るか…というのをコンセプトに物語を作りました。


以下、自分がこの作品に込めた「意味」を書かせて頂きたいと思います。
この「意味」が一つでも貴方様に伝わっていたならば、光栄です。
そして、もう一度繰り返して、作品を聴いて頂きたく思います。

ちなみに:
「ことは」=「言葉」
「はじめ」=「一」=「ひと」=「人」=「大切な人」

と、はじめだけゴタゴタした名前の由来になっております(笑


「医者からの言葉」
辛い診断結果が出される。
医者=命を握る人、自分の病気を治してくれる人…という意識がありました。
そんな人から「治らない」と宣告されたら、「あぁ、私はもう治らないんだ…」と、思ってしまいます。
これがこの物語の「人を不幸にする力」です。
「思い込み」「絶望」そんなもの達が、「治らない」の一言で全て心に入ってきてしまいます。
ですが全ては、自分の気持ちの持ちようですね。

「大切な人からの言葉」
友達、家族、恋人…この世に大切な人はきっと少なくても1人はいるはず。
そんな人がくれる言葉…これはとても偉大なものだと思います。
「頑張れ」「大丈夫だよ」と言ってもらえると、「うん、きっと出来る。大丈夫!」と思えるようになってきます。
「幸せ」「勇気」、たった一言で「幸せに出来る」言葉が、鳥夢自身とても大切なものだと思っています。

「自分自身の言葉」
自分自身に言い聞かせる言葉。
多分、これが一番効果のある「言葉」かもしれません。
「私なら出来る」「私は…駄目だ…」こんな言葉が時にもの凄い「力」になります。
たまに行き過ぎてしまうのがキズですが…(笑


幸せな気持ちになるのも、不幸な気持ちになるのも、たった一言の「言葉」で起こってしまう。
不思議なことです…。
「言葉」以外にも「見た」「感じた」等あると思います。

自分はその中の一つである「言葉」を…その意味を皆様と一緒に考えていけたらなと思いました。

「言葉」の意味・力なんて、その人にしかわからない…。
自分のこの物語も、他の方には違う風に感じるかもしれない。
それがまた、「言葉」の面白いところですね。


皆様の心に、少しでも残るような作品になれたら嬉しいです。

乱文失礼致しました。

鳥夢 拝
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